きのこいぬ
絵本作家・夕闇(ゆうやみ)ほたるは、最愛(さいあい)の愛犬・はなこの死(し)以来、心(こころ)の灯(ひ)を失(うしな)った日々を送っていた。ある雪柳(ゆきやなぎ)の木の下で見つけた、ほんのりピンク色のきのこが、ふと動き出したとき——それは「きのこいぬ」と名づけられる、不思議(ふしぎ)な犬型(いぬがた)の存在(そんざい)だった。
無邪気(むじゃき)で破天荒(はてんこう)なその生きものは、ほたるの絵本にどこか似(に)た純粋(じゅんすい)な感性(かんせい)を揺(ゆ)さぶり、やがて彼の凍(こお)りついた心をそっと解(ほど)いてゆく。
子どものような無垢(むく)な好奇心(こうきしん)で家庭(かてい)を暴(あば)くその姿は、こまこ(幼馴染(おさななじ)みで担当編集者)や、きのこ研究所員・矢良(やら)らを巻込み、笑いと涙を誘(さそ)う。
きのこいぬの胞子(ほうし)が雪柳の根元(ねもと)から舞(ま)い上がるたびに、ほたると周囲(しゅうい)は、不思議でもあるけれど、なんだか胸が温(あたた)かくなる日常(にちじょう)へと導(みちび)かれていく――。
詳細情報
キャラクター・声優
きのこいぬ
小林大紀
夕闇ほたる
上村祐翔